今回は金沢市内の新築現場にお邪魔してきました!
見慣れないこの光景は、いわゆる「アスファルト防水」の施工現場です。
おそらく、工事関係者以外の方の目に触れる機会は、ほとんど無いのではないでしょうか?
防水改修事業センターのホームページに、敢えて新築現場をご紹介させて頂くのは
このアスファルト防水こそ、防水層の原点であり、今でも多くの
新築工事において、採用され続けている材料だからです。つまり…
防水改修工事を行うにあたり、かなりの確率で防水層の下地となるため、知っておくべき材料なのです!
前置きが長くなりました。。
このアスファルト防水、施工方法がユニークです。工事に必要な工具は↓これら…
柄杓(ひしゃく)と、ドーコー缶(一斗缶を加工したお手製)、それと…
この巨大な釜。近くで見ると圧巻です!
この釜に、アスファルトを割り入れて↓
沸かします。それをドーコー缶に移して…
一気に撒きます!そして、貼ります!
↑高温状態のまま撒かれたアスファルトが、
アスファルト製のシートの裏面に満遍なく充填されることで↓
“のり”や“接着剤”とは異なり、分子のレベルで結合しあいながら
一体の防水が形成されるのです!
そして、アスファルト防水の最大の強みは、これら防水層を重ねて(積層)施工するのです!
うーん、文章を書いてるだけでも強そうなカンジですね…
今回、お邪魔したのは、その名にアスファルト(=瀝青)を冠されている
北川“瀝青”工業さんです。
第二工事部の皆様、暑くお忙しい中、快く取材ご対応頂き、ありがとうございました!